いつ大地震が発生してもおかしくない地震国日本。
ご自宅がどれだけの耐震性のある住宅であるのかを認識しておくことはとても大切なことです。
耐震診断は、家の基礎や柱や壁などの主要な部分の位置や劣化部分を専門家(耐震診断士)が点検し、それをもとに構造計算をして、想定される大きな地震に対して安全かどうか確かめることです。耐震性を認識することが災害対策への第一歩となります。
耐震診断を実施すると、下記の状況が明確になります。
必要な強さ(Qr) | お家の広さや地盤などの条件から、そのお家に必要な強さがわかります。 |
評価できる強さ(Pd) | 耐震診断の結果、壁の強さ、壁の配置、劣化度を考慮して、あなたのお家の評価できる強さ(保有耐力Pd)がわかります。 |
強さ(P) | あなたのお家に配置されている壁の仕様や配置の量から、あなたのお家の強さを判断します。壁の強さが足りない場合は、より強い壁(耐力壁)を設置する補強工事が必要となります。 |
配置(E) | 十分な量の壁があっても配置のバランスが悪ければ倒壊の原因となってしまいます。建物の配置バランスを知ることで、どこの壁を改善すればよいのかがわかります。 |
配置(E) | 十分な量の壁があっても配置のバランスが悪ければ倒壊の原因となってしまいます。建物の配置バランスを知ることで、どこの壁を改善すればよいのかがわかります。 |
約2~3時間の現地調査で、地震に対する強度が数値でわかります。
耐震診断士が耐震診断結果をもとに、対策の優先順位を明確にし、ご予算や今後のライフスタイルを考慮して耐震補強プランの作成を行います。
耐震診断の対象となる家屋は、以下の全てに該当するものとなります。
枠組壁工法(2×4住宅)、鉄骨造、コンクリート造、混構造(木造とその他の構造の混在)、伝統工法、3階建て以上の物件の耐震診断は承ることが出来ません。
借家の物件の耐震診断は承ることができません。
2000(平成12)年6月に建築基準法が現在のもにに改正され、耐震に関する基準が強化されました。その後に建築された家屋は基本的に改正後の建築基準法に則って建てられているため、耐震診断は承っておりません。
OBATA耐震診断(小幡工務店)は全て耐震診断士が実施します。
耐震診断士は、耐震技術認定者講習会を受講し、講習会後の考査に合格しなければ、耐震診断士になれません。 また、耐震診断士は3年に1度更新講習会を受講することが義務付けられており、その都度考査を行います。
耐震診断士は診断の際に必ずネームプレートを所持しておりますので、まずはネームプレートをご確認下さい。
建築物の形状・構造、診断の程度、設計図書の有無、現地調査の有無により異なります。
下記金額は参考価格ですので、内容によっては若干の違いが発生する場合があることをあらかじめご了承下さい。
簡易診断 | ¥30,000~ | 現状建物の図面があり、その図面上での診断を前提とします。 |
精密診断 | ¥250,000~ | 弊社の耐震診断士が直接現地におもむき、建物の壁の質、柱・梁の継手、土台・柱の腐蝕程度など細部にわたって調査し、総合評点を算定するとともに、各部分について改善を要する事項を指摘するものです。 |
※地方自治体が住宅の耐震性を高めるために、耐震診断や耐震補強の補助金制度を行っています。